流行を取り入れながらも、自分ならではのスタイルを楽しみたい。ファッションでも自己表現をしていきたい。そんな大人の女性に贈る「30代から見つける、マイ・ブランド」。アパレルブランドのスタッフさんのファッション遍歴をたどりながら、自分らしいファッションとは何かを探ります。
第2回目は、ならファミリー専門店街zoro1F・BEAMSスタッフの竹政さんにお話を伺います。どのように、自分のスタイルを築いていったのでしょうか?
2021.8.11
流行を取り入れながらも、自分ならではのスタイルを楽しみたい。ファッションでも自己表現をしていきたい。そんな大人の女性に贈る「30代から見つける、マイ・ブランド」。アパレルブランドのスタッフさんのファッション遍歴をたどりながら、自分らしいファッションとは何かを探ります。
第2回目は、ならファミリー専門店街zoro1F・BEAMSスタッフの竹政さんにお話を伺います。どのように、自分のスタイルを築いていったのでしょうか?
|Tシャツって家着じゃん、と思っていました(笑)
ミックスコーデを上手に着こなす、笑顔がとってもキュートな竹政さん。学生時代は、当時好きだったアニメの影響もあり、フリルやリボンがついたロリータやガーリーなファッションが好きだったそう。複数のアパレルブランドに勤務しさまざまなファッションを知っていく中でも、スニーカーやデニム、Tシャツなどのカジュアルなファッションには20代後半に入るまで興味が持てなかったのだとか。
「刺繍アイテムや古着などいろいろと着こなしていましたが、Tシャツだけは、コーディネートのレパートリーから外れていましたね。家で着るものだという固定概念が強くて、外でTシャツを着ることに抵抗があったんです」
そんな竹政さんが変わったのは、一緒に働くスタッフのいろいろな着こなしを見るようになってから。合わせ方でこんなに変わるんだ、という発想やアイデアに触れるたび、固定概念が崩れていったそうです。
「ジャンルに囚われなくていいと、自由になりました。今ではTシャツも自分の好きなアイテムのひとつです」
|自分を知ることで、似合う服が見えてくる。
20代半ばになると、ファッションに素材と機能性を重視するように。服そのもののデザインだけでなく、洗濯しやすいか、着心地や長く着られるかなどの視点が加わってきました。でもまだ、自分らしい着こなしは見つけられていなかったと竹政さんは話します。
「かわいいと思うコーディネートを、いざ自分がやってみると合わない。イメージした自分になれなくて、理想とのギャップに悩むこともありました。けれど自分のパーソナルカラーや骨格・身体のラインなど、自分のことを理解するようになってからだんだんその迷いが減ってきた気がします。コーディネートもしっくりくるようになって。似合うものというよりも、似合わないものがわかってきたんだと思います」
|「ときめく!」が、服を選ぶ基準。
竹政さんが普段チェックしているのは、ファッション雑誌や好きな芸能人、バイヤーさんのInstagramやYouTube。10代の頃はモデルそのものを見ていたが、現在はモデルの着こなし方に注目するようになっているのだそう。
30代を迎えた今、竹政さんはどのようにファッションを楽しんでいるのでしょうか?
「自宅のクローゼットに多いのは、ベストや白シャツ、ブローチやピンズなどの小物。シンプルな服は、何かしらアレンジを加えたくなります。大人っぽさを出したい時には、シルクなど光沢のある素材や身体のラインに沿ったものを選びます。足し算引き算の組み合わせにこだわります。
服を選ぶときのコツは、ときめくかどうか。いいなと思ったら迷わず購入してチャレンジします。どう合わせたらいいかな?とコーディネートを考えることが楽しい。着たときにイメージと違う場合は、好きなレースやボタンをつけてリメイクをすることもあります」
|年齢に縛られない。何を着るか、ではなくて、どう着るか。
自分がときめくものを、日々のコーディネートに取り入れていく。ちょっとしたひと工夫が、自分らしいスタイルにつながっていくのかもしれません。
「BEAMSの、個性豊かなスタッフのコーディネートに学ぶことは多いです。こう着てもいいんだと、常に概念を崩され続けています。今の年齢はこういうものを着たほうがいい、ではなくて、今の自分の肌色や髪型に合わせて服を選ぶのがベストだと思います。年齢に縛られなくて大丈夫。今の自分に合うように組み合わせればいいだけです。何を着るかではなく、どう着るかという視点で、ファッションを楽しんでもらいたいですね」
※撮影のため、感染対策に配慮し安全な距離を確保した上、一時的にマスクを外しています。
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【店舗情報】
BEAMS ならファミリー専門店街zoro・1F 問合せ: 0742-32-5025
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